飼料の品質管理部門


 タマゴのサルモネラ汚染の中で、最も恐れられているのが、Salmoenlla Enteritidis(SE)です。

 近年まで公式の見解では、「ニワトリに与える飼料には、SEの汚染がない」とされていました。当研究所では、養鶏場で使用される全てのロットの飼料を検査感度を上げて検査したところ、SEで汚染された飼料を発見しました。さらに、SE汚染飼料が養鶏場の環境やニワトリ自体を汚染する重大な要因であることを突き止めました。
 それ以来、飼料会社では率先して当研究所の検査方法を取り入れて、飼料原料のサルモネラ汚染を回避する努力を重ねています。当研究所では、その後も継続して監視下の養鶏場で使用される全ての飼料について、厳密な検査を継続しています。
 一般的には、、飼料を検査する際には、月1回程度の検査に留まっております。基本的に、飼料の汚染は極めて軽微なため(汚染率0.1%〜3%)、月1回程度の検査では汚染を見つけることができません。したがって、PPQCでは養鶏場で使用される全てのロットを検査する意味は、ここにあるのです。



(1999年:獣医学会:発表データ)
 当ラボの疫学調査において、飼料のサルモネラ汚染(SEを含むすべてのサルモネラ)が発見された後に、タマゴの汚染が認められた。したがって、飼料のサルモネラ汚染は、タマゴや養鶏場の環境を汚染のひとつの原因であることを突き止めました。
 PPQCでは契約養鶏場を通じて、飼料会社に改善を求めたところ、飼料会社ではこの事実を真摯に受け止め、現在では良質な飼料が供給されています。



(サルモネラの遺伝子解析データの一例)


飼料の栄養分析:
 ニワトリに給与する飼料は、様々な種類があります。したがって、飼料中に含まれている栄養分も、それぞれ異なっています。
 当研究所では、飼料に含まれるアミノ酸を分析することによって、給与飼料とタマゴ生産のコストバランスを監視し続けています。


(上記は、アミノ酸分析装置)


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